座談会

SYMPOSIUM

自己紹介

越田:本日は三宅法律事務所に興味を持つ学生や中途入所を検討している弁護士に向けて、我々から見た三宅法律事務所についてお話ししていこうと思います。
私は70期の越田と申します。金融法務や情報法制を柱としつつ、他にも様々な分野の弁護士業務を行っています。

白水:70期の白水と申します。金融法務や労働法務を柱としつつ、様々な業務分野を担当しています。

植村:70期の植村と申します。金融法務や不動産関係を中心に様々な業務分野を担当しています。去年までは、大阪の他の法律事務所で勤務していましたが、今年1月に三宅法律事務所へと移籍しました。

岩田:72期の岩田と申します。先生方の指導の下様々な業務分野を担当していますが、最近は比較的訴訟事件が多いです。

村田:72期の村田と申します。保険法務や労働法務を中心に様々な業務を担当しています。また、現在は週2回、京都に本社を置くメーカーに法務顧問として出向しています。

出沼:73期の出沼と申します。様々な業務分野に携わらせていただいておりますが、最近は金融法務や情報法制に係る業務が多いです。

三宅法律事務所を選んだ理由

越田:さて、早速ですが、先生方が三宅法律事務所への入所を決めたきっかけは何でしょうか。

出沼:事務所訪問した際、アソシエイト弁護士が、パートナー弁護士に対して自由に発言できるなど、風通しの良い雰囲気を感じ、その点に惹かれました。

白水:私は、2年弱栃木県の法律事務所に勤務していましたが、都心の方が自身の弁護士としての目標に近づきやすいかもしれないと思い、東京で転職活動をしました。三宅法律事務所のパートナー弁護士とお話しした際、謙虚な人柄や温かい雰囲気に惹かれたこと、業務や会務に真摯に取り組んでいると感じたことから、一員に加わりたいと思いました。

越田:実際に入所してみていかがですか。

出沼:思ったとおりでした。1年目の私であっても、自分の意見を言いやすく、また、その意見にパートナー弁護士も耳を傾けてくれます。

白水:正直、ここまで風通しがよいとは想像していなかったので、初めは驚きました。先生方の人柄や業務・会務に対する姿勢は、第一印象のとおりで、迎えていただけてよかったと感じる瞬間が多いです。

三宅法律事務所の教育システム

越田:三宅法律事務所には新人研修もありますが、新人研修ではどのようなことを学びましたか。

岩田:新人研修では、当事務所で主に取り扱っている業務分野についての基本知識や、リサーチ方法や検討の仕方などについて学びます。これを足掛かりにしながら、実際に業務に取り組む中で、パートナー弁護士から助言を受けたり、期の近い先生方に質問をしたりして、それぞれの業務に関する知識・技術を身に付けていくことになります。

出沼:当事務所では、新人研修と同時進行で業務にも携わっていきます。自分で考えたり、調べたり、パートナーや先輩アソシエイト弁護士と相談したりして、一年目から主体的に案件に関与することになります。

三宅法律事務所での仕事

誰と仕事をするか

越田:三宅法律事務所では、通常2~3名のチームを組んで案件を進めていくことになります。パートナー弁護士と2名で案件を進めていくこともあれば、比較的期の近い先輩のアソシエイト弁護士が間に入ることもあります。案件をともにするパートナー弁護士が固定されているわけではなく、案件によって色々なパートナー弁護士と案件を進めていくことになります。それぞれのパートナー弁護士が得意とする分野は異なりますが、各分野の最前線にいる弁護士とともに案件を進めていくことになりますので、多くのことを学べます。

岩田:そうですね。私も、東京事務所のパートナー弁護士とは全員と案件を担当したことがあります。各分野の知識面に限らず、依頼者との信頼関係の築き方なども各パートナーで違います。そういったものを様々な弁護士から吸収できる機会があるのは、当事務所の良いところだと思います。

三宅法律事務所での業務

越田:三宅法律事務所では、大企業を依頼者とする案件も多く、中には多数の社内弁護士を擁する依頼者も多くいらっしゃいますので、求められる仕事の質も高くなります。
そのような中でも、私は、パートナー弁護士から割り当てられた案件は自分の案件であるという意識をもって仕事を進めており、案件の方針も会議の進行もできる限り私の方で主導することを心掛けています。パートナー弁護士の的確なアドバイスに助けられることもまだまだ多いですが、自分で案件を進めるという心意気が重要であると考えています。

白水:私も、新人の頃から、パートナー弁護士に相談する際は、ありうる選択肢から最善と思うものを考えた上で相談するようにしてきました。依頼者から見れば、新人でもベテランでも同じ弁護士ですし、依頼者にとって、企業の経営判断や個人の人生に関わる重大局面であることも多いので、責任感は弁護士に欠かせない要素だと思います。三宅法律事務所は、風通しが非常によいので、相談や議論をしやすい点が魅力の一つだと思います。
また、依頼者の規模や案件の種類が比較的幅広い点も魅力の一つであるように思います。どのような相談や案件でも手を抜かずに誠実に取り組むこと、依頼者側の透明性をできる限り確保することを心掛けています。

岩田:他方で、依頼者の中には、社内弁護士がいない又はそもそも法務部自体がない企業もあります。そういった場合には、出来る限り風通し良く、依頼者の道標になれるように意識しております。

植村:先ほど、白水先生が、相談や議論をしやすいという点を挙げておられましたが、実際、執務室内では、相談や議論が頻繁に行われていて、それが日常の風景になっています。移籍前の法律事務所では、一人で担当する案件も少なからずあったので、業務のやり方として大きく変わったところではありますが、多くの弁護士の意見や考えを聞けるのは、大変参考になりますし、勉強にもなります。あと、三宅法律事務所では、東京事務所・大阪事務所を問わず、各専門分野に精通した弁護士に相談等をできる環境・風土があるので、その点も強みだと思います。

越田:業務の進め方に関連して、当事務所ではコロナ禍以前からリモートワークも導入しています。特に小さな子供のいる弁護士は適宜リモートワークを活用されていますね。

執務環境・風通しの良さ

越田:三宅法律事務所では、若手弁護士であっても主体的に案件を進めることが求められますので、自分で調査・検討した意見をパートナーや先輩アソシエイト弁護士に伝えることが重要になります。パートナーも先輩アソシエイト弁護士も我々若手弁護士を一人のプロフェッショナルとして扱ってくれますので、自分の意見が言えない・言いづらいといった心配は全くもって不要です。

出沼:私は、当事務所の中でも特に若手の部類に入りますが、それでもパートナー弁護士や先輩のアソシエイト弁護士はしっかりと私の意見に耳を傾けてくれます。話しかけづらさを感じることはありません。

植村:そうですね。当事務所に移籍して間もない頃に、何人かのパートナー弁護士から、異なる意見があるときはむしろ積極的に言って欲しいと話していただいたこともあります。あと、移籍してきて感じることですが、三宅法律事務所の事務員さんは優秀な方が多いと思います。私自身、さまざまな面で助けられていますし、特に新人のうちは、手続き面などで教えてもらうことも多いのではないでしょうか。

仕事のやりがい

越田:三宅法律事務所では極めて多岐にわたる分野の業務を扱います。例えば、岩田先生と一緒に進めている保険訴訟では、医療分野に大きな争点がありました。医療分野についても調査・検討し、医師とも協議に協議を重ね、その結果を法律要件に落とし込んで書面を作成するのは非常に大変でしたが、その分大きなやりがいがありました。

岩田:医療訴訟は診療記録を読み解いていくのがなかなかに大変ですが、時には法律以外の専門知識についても触れられるのが弁護士の魅力の一つだと思っています。

白水:私は金融分野や労働分野の訴訟事件にいくつか取り組んできましたが、多くの場合、長期間に亘って依頼者と二人三脚で進めていくので、担当者との信頼関係が特に重要だと感じます。最終的によい結果が得られて担当者と労いの言葉を掛け合う時は、やりがいを感じる瞬間の一つですね。担当者の丁寧な対応や周到な準備から学ばせていただくことも本当に多いです。

女性弁護士の執務環境

越田:女性弁護士の執務環境はいかがでしょうか。

白水:私が入所した当時は、ちょうど、東京事務所に女性弁護士がいないタイミングだったので、正直漠然とした不安もありましたが、入所後すぐに払拭されました。パートナー弁護士も気にかけてくださいますし、私自身も、後輩の女性弁護士や女性の事務員さんが気持ちよく働けるよう、出沼先生の力も借りながら、心配りを欠かさずに尽力していきたいと思っています。

出沼:これは女性に限らないかもしれませんが、働く時間や場所をある程度自由に決められることが強みだと思います。例えば、事務所に行かなければならない用事がなければ、その日の朝にテレワークに切り替えることができます。自宅のパソコンから会議に参加することもできます。

三宅法律事務所でのキャリア

越田:三宅法律事務所では、出向の機会も豊富にあり、希望により留学することもできます。ただし、出向・留学しなければならないといった雰囲気はなく、各弁護士が自らキャリアを創造していくことになります。
例えば私は、金融法務に興味関心を有し、様々な案件を進めさせていただいていたことが功を奏し、金融機関への出向の機会に恵まれました。実際に金融機関の内部で案件を進めることにより依頼者のニーズがどこにあるのか、依頼者がどのような弁護士を好むのか等を、経験を通じて肌で感じられ、出向で得られた経験を現在の弁護士業務にも活かしています。
今後は、金融法務・情報法制を軸としつつも、幅広い法領域の案件を進めることにより、より深みのある弁護士になることを目指しています。

白水:私は、十代前半からずっと国内外の人権問題に関心を持ってきたので、企業が健全な維持発展を続けながら、企業活動の人権への負の影響の特定・防止・軽減・是正を徹底できる環境を促進することが弁護士としての目標の一つです。そのために、銀行業、保険業など金融業に関連する知識を網羅的に勉強すること、労働法務に関連する知識を継続的にアップデートすることに加えて、「ビジネスと人権」の分野を国外で学び、知識・経験やネットワークを持ち帰りたいと考えており、留学準備を進めています。三宅法律事務所では、国内外での研修や留学を支援してもらえるだけでなく、アソシエイト弁護士が各々の関心分野を開拓できるよう背中を押してくださるので、非常にありがたく感じています。

岩田:現在は、非常に幅広い分野の案件を担当しております。将来的には自身の軸となる専門分野を定めていくことになると思いますが、そうなった後も、それまでに学んだジェネラリストとしての知識・経験を背景に、依頼者に有意義なアドバイスを提供できるようになれればと考えています。

村田:私は、現在週2回、京都のメーカーに法務顧問として出向しています。法務部の方と共に、社内で生じた労働問題や取引先との契約交渉、組織再編のスキーム検討等、様々な法律問題に取り組んでいます。その会社が属する業界の知識や社内の意思決定過程等、法律事務所で仕事をしているだけでは分からない多くのことを学べていると感じています。出向期間が終われば、学んだ知識や経験を事務所での業務に活かしたいと考えています。

出沼:留学か出向かは決まっていませんが、一度は事務所の外に出て、外部経験を積みたいと考えています。三宅法律事務所には、留学経験者も官庁や企業への出向経験者もいますので、諸先生方の経験談などを聞きつつ、将来の自分の専門分野等について決めていきたいと思っています。そして、とことん依頼者に寄り添って考えることができる弁護士になれればと考えています。

三宅法律事務所が求める弁護士像

越田:さて、先生方は、三宅法律事務所にどのような弁護士に入所してほしいと考えていますか。 私としては、何事にも主体的に取り組み、一つ一つの仕事を丁寧に検討してくれる弁護士と仕事をしたいと考えています。

白水:三宅法律事務所のアソシエイト弁護士は、業務はもちろん、サマー・クラークに関する話合いなど業務外のことにも積極的に取り組んでくださる先生方ばかりなので、仲が良く活気がありますよね。先生方のように、何事も積極的に取り組んでくださる弁護士が加わってくだされば嬉しいです。

岩田:当事務所では、案件の担当のアソシエイト弁護士が依頼者との窓口となることも多いので、依頼者とのやり取りや一緒に案件を担当する弁護士への相談・報告など、円滑なコミュニケーションができる方と仕事をしたいと考えています。

村田:各案件は、アソシエイト弁護士が主体となって進めるため、最初から最後まで責任感をもって仕事に取り組める方と仕事をしたいと考えています。

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